Fortinetで構成する分散型SASEとは

既存資産を流用し、最新ゼロトラストアーキテクチャを実現

概要

オンプレやクラウドなど、リソースの近い場所で既存資産をエッジとして利用し、アクセス元のユーザーが認証・認可のプロセスを経て、最適な経路でリソースへアクセスすることを目指したHCNETの造語

分散型SASEを構成する5つコア・エレメント

ゼロトラストを実現するフォーティネットのセキュリティファブリック製品とマネージドセキュリティサービス

①FortiGate - 統合セキュリティプラットフォーム

さまざまな展開方法

デスクトップからハイエンドまでフルラインアップ。VM(パブリック/プライベート)、コンテナモデルによりすべてのエッジをカバー

業界最高水準の次世代FW

ゲートウェイセキュリティオールインワン。一つのUIですべての機能を提供するユーザーエクスペリエンスと、専用ASICによる圧倒的なパフォーマンス

セキュアSD-WAN

セキュリティとネットワーキングの統合により、安全かつ効率的なローカルブレイクアウト。IPoEを含むさまざまな回線を直収し、回線品質に応じた動的なバランシングを提供

②FortiClient - ZTNA, ポスチャ―チェックと保護~概要

端末内の衛生管理や保護からセキュアリモートアクセスまでマルチな機能を実装したエンドポイント

  • サイバー衛生(ハイジーン)管理

    脆弱性スキャン
    FortiGuard Web フィルタリング
    パッチ適用
    動的なグループ割り当て

  • セキュアリモートアクセス

    ゼロトラストネットワークアクセス(ZTNA)
    シングルサインオン (SSO)
    VPN (IPSec & SSL)

  • エンドポイント保護

    機械学習型アンチウイルス
    サンドボックス連携
    アンチエクスプロイト
    自動的な封じ込め

②FortiClient - ZTNA, デバイスポスチャ―チェックと保護

構成要素

ZTNAアクセスプロキシ。ユーザー、デバイス、ポスチャーによる動的なアクセス許可
ZTNAエージェント管理、証明書配付、デバイスポスチャ―に応じたタグ付け
HTTPSによるセッション単位のリソースアクセス、デバイス情報やポスチャーの同期

ZTNAプロセス

  • ZTNAテレメトリ
  • ファブリック同期
  • ZTNAトンネル&ポスチャーチェック
  • ZTNAアクセス
  • 一元的なセキュリティ検査(ブルー)

③ユーザーの利便性を加味した認証基盤の実現

リソースの分散や働き方の多様化でユーザーの一元管理と確実な本人認証はゼロトラスト初めの一歩

一貫性のある効果的なセキュリティコントロールと企業全体のデジタルIDのライフサイクル管理を提供する集中型システム

FortiAuthenticator

FortiToken

FortiToken Cloud

  • ユーザーごとのアクセスと権利のコントロール
  • アダプティブ認証、MFA、パスワードレス認証によるアイデンティティーの確保
  • シングルサインオンとセルフサービスポータルによるユーザーエクスペリエンスの向上

③ユーザーの利便性を加味した認証基盤の実現~構成情報

認証

RADIUSによるNW認証や、SAML連携によるシングルサインオンに対応

多要素認証

FortiTokenとの連携によるワンタイムパスワードによる多要素認証や、FIDO2対応のパスワードレス認証に対応

FSSO(Fortinet Single Sign-On)

WindowsログオンやNW認証とファイアウォール認証のSSOを提供。ユーザー単位での細やかなポリシーの適用

証明書管理

認証局として、FortiGateやクライアント、サーバーに対して証明書を発行

④LANエッジ - SD-ブランチによる可視化とゼロトラスト対応の制御

FortiLinkにより配下のSWやAPを一元管理(ゼロトラスト対応)

アクセスレイヤーのホスト分離とセキュリティ検査でゼロトラスト対応

ホスト間通信を分離し、FortiGateとのみ通信することでLANエッジにも適切なセキュリティを提供

デバイスの自動検出と分類によるゼロトラスト対応

プロファイルや識別情報に応じて適切なNWを割り当て。不正端末は 隔離することも可能 

④LANエッジ - SD-ブランチでゼロトラスト対応も高いコストパフォーマンス

ゼロトラストのための安全な無線LAN環境を実現

無線LANコントローラー機能が内蔵

FortiGateに無線LANコントローラー機能が内蔵されアクセス制御やAPごとの端末接続・電波状況をマップ上で確認が可能

内部端末からの攻撃をブロック

IPS機能による防御や隔離により、アクセス制御のみの場合に比べ、より高い安全性を確保

ライセンス不要による高い経済性

無線LANコントローラー機能の使用にあたり、追加でライセンスを購入する必要がなく、高いコストパフォーマンス

⑤アクセスログの振る舞い検知

パターン1外部アクセスのNDR (FortiAnalyzer IoCライセンス)

シグネチャ―ベースの限界、ネットワーク上の挙動をチェック
×情報漏洩後にログを調べる ⇒ ◎ ログを調べ続け、情報漏洩が発生しないようにする。

⑤アクセスログの振る舞い検知 パターン2

内部トラフィックのNDR (FortiAnalyzer イベントハンドラー)

FortiAnalyzerにログを集め、イベントハンドラー&自動ブロック
・SIEMは高価につき、コストを抑制することが可能

FortiAnalyzer画面サンプル

イベントハンドラーを自由にカスタマイズし、自動アクションを設定することが可能
※標準テンプレートもあり

ランサムウエアの振る舞い

  • IPスキャン
  • ポートスキャン
  • パスワードアタック
  • 脆弱性攻撃

FortiAnalyzer

  • 各FortiGateのログを収集
  • 同一SourceIPの大量Notificationを検知

これらで、アラート発報や、自動ブロックを実施

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