株式会社スクウェア・エニックス 様
(ビデオ会議)
ポリコムのハイビジョンビデオ会議を本社移転に合わせて本格導入
距離を超えたコラボレーションを加速
- 企業
- ビデオ/Web会議
株式会社スクウェア・エニックス 様(ビデオ会議)
ポイント
- 遠隔地とも自然にコミュニケーション可能な高精細映像
- 長時間の連続使用でも高品質な映像を提供できる高い安定性
- グローバルな使用実績から相互接続性の面でも安心
- 国内外の拠点で安心して利用できるグローバルなサポート体制
- ネットワークを熟知した日立電線ネットワークスによる施工
導入製品
- Polycom VBP 5300
- Polycom HDX 7000-720
- Polycom SoundStation
音声会議の浸透、ビデオ会議の試験導入を経て
本社移転を機に本格導入へとステップアップ
近年のゲームは内容、画質、音質すべての面において高いクオリティが求められ、数多くのクリエイターの力を結集して初めて製品として完成する。
かつてはゲーム制作会社の社内スタッフだけによって作られていたが、今では社外、しかも国内外のクリエイターの力を得ることが一般化している。
さらに完成したゲームやコンテンツ自体も世界中に配信され、各地のスタッフと連携しながらローカライズやマーケティングに取り組む必要がある。そのため、遠隔地にいるスタッフとの会議は年々増加していると、株式会社スクウェア・エニックス 総務部長の岡田 大士郎氏は言う。
「以前からポリコム社のSoundStationシリーズを多数導入しており、遠隔地のスタッフとの音声会議は頻繁に行われていました。音声だけでもかなり便利に使っていたのですが、映像が伴えばさらに便利になるのではないかということで、ビデオ会議システムの試験導入も進めてきました」
限られた会議スペースに試験導入されたビデオ会議システムだったが、その効果は明白だったという。音声だけの会議に比べて臨場感が高く、同じ資料を見ながら打ち合わせができ、そのときの相手の表情もわかる。デシジョンが早まり、生産性も向上することがわかったため、本社移転のタイミングで本格導入に踏み切ることになった。
品質、安定性、サポート
あらゆる面で優れるポリコムを選択
ビデオ会議システムとして選ばれたのは、ポリコム社のHDXシリーズだ。その理由を株式会社スクウェア・エニックス 総務部の鈴木 宏之氏はこう説明する。
「試験導入の段階から、すべてポリコム社の製品を使っています。品質が高いことと、世界中でサポートを得られるという2点が大きな決め手です」
ビデオ会議システムを配置できる会議スペースの数には限りがあり、稼働率は高い。毎日何時間も稼働するため安定性の高さは欠かせないが、比較検討した他社製品の中には、長時間利用していると映像が乱れたり接続が切れるものもあったという。また欧米、アジアに展開するグループ会社でビデオ会議システムを統一することを考えると、グローバルなサポート体制も欠かせない選定基準だ
ビデオ会議システムを配置できる会議スペースの数には限りがあり、稼働率は高い。毎日何時間も稼働するため安定性の高さは欠かせないが、比較検討した他社製品の中には、長時間利用していると映像が乱れたり接続が切れるものもあったという。また欧米、アジアに展開するグループ会社でビデオ会議システムを統一することを考えると、グローバルなサポート体制も欠かせない選定基準だ。
「ポリコム社製品は世界的に数多くの使用実績があり、相互接続性に優れるていることも安心して選べるポイントですね。社外の方とビデオ会議をする際には相手の環境も聞くようにしていますが、相手もポリコム製品を使っていることが多く、接続に手間取ることもありませんでした」
そう話すのは、株式会社スクウェア・エニックス 総務部の小谷 克仁氏。システム同士の相性問題に悩むこともなく、使いたいときにすぐに使えてこそスムーズなコラボレーションが実現する。
ネットワーク敷設を担当した
日立電線ネットワークスが導入を支援
実際の導入は、本社移転のタイミングに合わせて進められた。このタイミングで本格導入を進めた理由を、岡田氏は次のように語る。
「同じ空間を共有し、ソーシャライゼーションを進めるというのは、本社移転の大きな目的のひとつでした。物理的な空間を共有できるようにするだけでなく、離れた場所にいるスタッフとも同一空間にいるのと同じようにプロジェクトに当たれるという意味で、ビデオ会議システムには大きな期待がありました」
実際の設置、施工に当たったのは、フロア全体のネットワーク敷設も担当した日立電線ネットワークスだ。ベースとなるネットワークインフラを熟知しており、効率的な機器配置や運用の提案を行なえることが選定の理由だったと小谷氏は言う。
「機器の設置だけではなく、使えるようになるところまできちんと支援してもらえたのは助かりました。社内のネットワーク設定の問題で社外との接続がうまくいかないという課題もあったのですが、問題となるポイントの説明や修正の提案もあり、スムーズに解決できました」
制作現場から経営層までビデオ会議は幅広く浸透
今回本社に導入されたのは、ファイアウォールを超えて社外の拠点とビデオ会議を接続するVideo Border Proxyと多地点会議を実現するRMX、ハイビジョン画質のビデオ会議システムHDX7000。また、音声会議用のSoundStationも多数の会議室に設置されている。ビデオ会議の活用は社内に着々と浸透しており、そのシーンは大きく4つに分けられると株式会社スクウェア・エニックス総務部の井上 治氏は言う。
「グループ内の海外拠点を結んだ経営層の会議、外注先や遠隔地の関連部署を結んだ開発部門の会議、管理部門などの一般的な業務に関連した会議、そしてもうひとつが都内にある別の拠点の品質管理部門と本社の開発部門との間での会議です」
なかでも高い頻度で活用しているのが、品質管理部門と開発部門の会議だ。品質管理部門では、使い勝手の良さからビデオ会議の利用が増えたため、さらにもう1台増設して活用されており、緊密な連携に一役買っているという。
2013年6月より外国人が初めて経営陣に加わったことにより、ビデオ会議が導入されるシーンが増えている。こうしたことから、今後は安定して使えるインフラとしての運用を担保しつつ、さらなる活用拡大に向けた取り組みを進めていくと岡田氏は展望を語る。
「ビデオ会議を使うことで、離れた場所にいるスタッフと同じ視点を共有してプロジェクトを進められることは社内に浸透してきました。今後はMicrosoft Lyncと連携して各自のPCからも会議に参加できるようにしたり、リアルタイムで会議に参加できなかったスタッフのために録画を配信できるようにするなどの展開を考えています。こうした取り組みによって、離れた場所にいるスタッフ同士のコラボレーションが一層加速すると期待しています」
お客様情報
株式会社スクウェア・エニックス 様(ビデオ会議)
ドラゴンクエストやファイナルファンタジーなど人気ゲームシリーズをリリースしてきた株式会社スクウェア・エニックス。家庭用ゲーム機向けソフト、アーケードゲーム、オンラインゲームに加え、スマートフォン向けゲームも開発。関連事業として出版や物販も行なうなど、事業は多岐にわたっている。
所在地(本社) | 東京都新宿区新宿6丁目27番30号 新宿イーストサイドスクエア |
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設立 | 2008(平成20)年10月1日 |