全社ネットワーク刷新事例

株式会社インフォマティクス 様

クラウド時代に合わせネットワークを全面刷新
快適性や安定性、運用性を改善しコスト平準化も実現

業種:
製品:
株式会社インフォマティクス 様

株式会社インフォマティクス 様

株式会社インフォマティクス 様

ポイント

  • 高品位な回線とローカルブレイクアウトで、安定した通信を確立
  • 監視や運用をクラウドへ一元化し、HCNET 運用サービスも合わせ運用負荷を低減
  • 運用サービスまで含めた月額設定での導入によりコスト平準化を実現
企業のセキュリティネットワーク導入事例集

約20年にわたる継ぎ足し運用で
ネットワークインフラが複雑化

佐野 研自氏
株式会社インフォマティクス
経営管理部 情報システムグループ
チームリーダー 佐野 研自氏

 株式会社インフォマティクスは、建築・土木CAD、続いてGIS(地理情報システム)のソフトウェア開発を手掛け、近年ではGISクラウドサービスやXRシステムなどへと幅を広げるなど、空間情報にまつわる多彩なソリューションを提供している。 同社が開発・提供しているシステムは、地図情報や3D情報などデータ量の多い情報を扱うため、これらを扱うには十分なスペックを持つPCやサーバー、そして安定したネットワーク環境が欠かせない。

 こうした状況の中、同社ではネットワーク環境の複雑化という問題に直面していた。インフラ担当チームリーダーの佐野 研自氏は、「当社では約20年にわたりネットワーク構成を大きく変えることなく運用し続けていました。 しかし、老朽化した機器を随時入れ替えていたため、機器はメーカーも導入時期もバラバラな状態となっており、メンテナンス作業が煩雑になっていました。 機器ごとに作業方法が異なるため、一つずつ方法を確認してから行う必要があり、ミスの懸念が拭えませんでした。 また、機器へのアクセス手法が多種多様であることから、作業やチェックを担当できる職員も限られていました」と話す。

Web会議の急増で帯域が逼迫
ネットワークの全面刷新を決断

 さらに、コロナ禍でWeb会議やリモートワークが多用されるようになると、インフォマティクスのネットワーク環境に新たな問題が生じることになった。 それは帯域の逼迫だ。

 「当社では四半期に一度、全体会議を開催しています。 以前は全員が一カ所に集まってリアルで行っていましたが、コロナ禍でWeb会議への移行を余儀なくされました。 その結果、Web会議の通信パフォーマンスが落ちるなどの問題が頻発していました」と情報システムグループチーフマネージャーの山内 崇弘氏は言う。

 続けて佐野氏は、「社内ミーティングは10時頃から増えるのですが、その影響でリモート勤務している社員のVPNアクセスが切断されてしまうこともありました。 実際、SNMPなどで状況の推移を見ると、10時頃からトラフィックが増加してきて、これに比例するようにVPN切断などのトラブルが増えていったのです。 もはや、これまでのネットワーク環境が今の使い方に合わなくなってきていると感じ、時代に合わせた環境へ刷新する必要があると判断しました」と、当時の状況を振り返る。

山内 崇弘氏
株式会社インフォマティクス
経営管理部 情報システムグループ
チーフマネージャー 山内 崇弘氏

システム概要図

提案からマネージドサービスまで
一気通貫の対応が安心感につながる

 2024年2月、インフォマティクスは全社的にネットワークを刷新すべく、RFP(提案依頼書)を取りまとめてベンダー数社から提案を募り、そこで選ばれたのがエイチ・シー・ネットワークスだ。 選定ポイントについて山内氏は次のように話す。

 「一つはマネージドITサービス『HCNETNETWORK CARE』の提案です。 監視サービスが含まれているだけでなく、導入などの費用も月額で平準化されるという点に魅力を感じました。 もう一つは、事前アセスメントから設計・構築、保守サポートまで一気通貫でサービスを提供してくれるという点です。 元々、当社としてはアセスメントが必須だとは考えておらず、RFPにも明記していなかったのですが、エイチ・シー・ネットワークスでは実態を把握してこそ回線の選定などの確実性が高まると説明してくれたことで安心感につながりました」

 山内氏のいう「安心感」の背景には、本プロジェクトの重大性があった。 今回のプロジェクトには、同社の経営層も注視していたのだ。

株式会社インフォマティクス
経営管理部 情報システムグループ
松下 佳奈絵氏

 「帯域逼迫という目に見える課題があり、全社的に影響があるプロジェクトで、かつ約20年ぶりの刷新となるので、私たち情シスも経営層も経験が乏しく、多少なりとも不安や懸念はありました。 しかし、事前アセスメントを通してエイチ・シー・ネットワークスがきちんと現状を調べてくれて、ボトルネック箇所の改善や、トラフィック上位のWeb会議などをローカルブレイクアウト対象にするといった提案につなげてくれました。 このようなエイチ・シー・ネットワークスの手厚いご支援により、私たちも経営層も迅速かつ確信を持って意思決定でき、調整や合意もスムーズに進めることができました」(山内氏)

 今回は3拠点にまたがる全社的なネットワーク刷新となるだけに、構築に際しても綿密な準備が行われた。 準備段階からのエイチ・シー・ネットワークスの仕事ぶりについて、インフラチームの松下 佳奈絵氏は以下のように評価している。

 「大規模プロジェクトですから、作業に伴う業務への影響を最小化することが重要となりました。 切り替えは拠点ごとに一度で済ませられるよう、新たな配線や機器はできるだけ事前に設置・設定などしておきましたが、一部には既存の設備を流用する箇所もあり、その区切りや変更箇所の確認なども綿密に行う必要があったのです。 ですが、エイチ・シー・ネットワークスの協力のおかげで適切に準備でき、トラブルなく無事に移行できました」(松下氏)

帯域逼迫を解消し通信が安定
機器統一とクラウド管理でネットワーク運用の平準化と負荷の低減を実現

 2025 年6 月、インフォマティクスの新ネットワーク環境が正式稼働となったことで、既存ネットワーク環境におけるさまざまな課題が解決できたという。

 まずは、プロジェクトのきっかけとなった帯域逼迫の問題の解消だ。 ローカルブレイクアウトを活用し、トラフィックの特性に応じて適切な回線へ振り分けることで、通信コストを抑えつつ安定性を高めている。

 「もちろん今では快適に通信できています。 事前アセスメントの結果に基づく適切なサイジングで採用されたHCNET 回線サービスは、帯域保証でありながら想定していたより安価でした。 最近では、親睦を深めるための新たな社内イベントとしてeスポーツ大会を開催しましたが、各拠点が参加しても何の問題もなく実施できています」(佐野氏)

 また、ネットワークの運用管理も以前より格段に容易、かつ効率的になったという。

 「ネットワーク機器は、スイッチや無線LANなどをHPE Aruba Networking、ファイアウォールをFortinetに、それぞれ統一しました。 今回のプロジェクトの大きなポイントは、どちらもクラウドベースの監視・管理システムが提供されていることです。 クラウド管理に一元化し、運用手順や機器を全社的に統一したので、例えば大阪・名古屋の営業所では情シスではない現地勤務の社員に作業を手伝ってもらえる場面も増えています」(佐野氏)

 上述したクラウド管理に加え、エイチ・シー・ネットワークスのマネージドITサービスも安心感をもたらしていると山内氏は語る。

 「障害発生時、以前は各担当者から状況報告を得て対応方針の判断をしていましたが、今では管理ツールを開くとすぐに状況が把握でき、迅速な判断が行えるようになりました。 加えてマネージドITサービスがあるので、詳細を知りたい場合には問い合わせる窓口ができ安心感が高まりました。 エイチ・シー・ネットワークスとは定例報告会で顔を合わせていますし、私たちにとっては、継続的に伴走いただくパートナーとなっています。 今後も引き続き、当社の状況を踏まえた最適な提案を期待したいですね」(山内氏)

お客様情報

株式会社インフォマティクス 様

URL:https://www.informatix.co.jp/

メンバー写真
株式会社インフォマティクス
企経営管理部 情報システムグループの皆さま
左から 山内様 佐野様 松下様

空間情報ビジネス分野におけるICT 活用の普及促進を支援する事業を手掛ける、1981年設立のIT 企業。GIS(地理情報システム)やXRシステム、CADなど、空間情報にまつわる各種ソリューションを提供する。

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