エイチ・シー・ネットワークス|採用情報

プロジェクトストーリー#02|採用情報|エイチ・シー・ネットワークス

使いやすく便利な
キャンパスネットワークを目指し、
抜本的な大規模リニューアルを提案。

- プロジェクトストーリー02 -
駿河台大学キャンパスネットワーク刷新プロジェクト

プロジェクトストーリー#02|エイチ・シー・ネットワークス
ご紹介いただくプロジェクトの概要と
それぞれが果たした役割を教えてください。
プロジェクトストーリー#02|エイチ・シー・ネットワークス
平井
駿河台大学様の機器老朽化に伴うネットワークインフラの刷新プロジェクトです。無線/有線LAN、屋外無線LANを含めSINET用専用線サービスまでを全面刷新し、回線高速化、ネットワークの統合、セキュリティの強化などを実現しました。私は営業担当として、お客様窓口を務めていました。駿河台大学様はそれまでお取引のない新規のお客様でしたので、まずはいかにHCNETを信頼していただくか、本音でご要望を仰っていただける関係を構築することに尽力しました。
佐藤
私はプロジェクト発足時からSEとして参画し、営業の平井と一緒にヒアリングから要件定義、提案までの受注活動と受注後のネットワーク基本設計までを担当しました。駿河台大学様は既存のネットワークインフラに多くの問題を抱えており、それらをまとめて解決するため、提案内容はネットワークシステム一式の更新に加えて、セキュリティ向上、災害対策、屋外無線整備、SINET回線サービス、保守・運用まで多岐にわたりました。提案採用後はチームのメンバーにネットワーク構築を引き継ぎ、私はプロジェクトマネージャーとしてスケジュールを含む全体管理に従事しつつ、キャンパスネットワークの構築、引き渡しまでプロジェクトに関わりました。
深見
本プロジェクトには回線や工事、運用保守など、さまざまな部門のSEが関わっています。その中でネットワーク構築を担当したのが私のチームでした。すでにグランドデザインは完成していましたが、新たなご要望などもあり、お客様と細部を詰めながらネットワークを構築する実行部隊を務めました。私自身はチームリーダーとして、メンバーの担当振り分けや進捗管理、機器構成の決定や検証作業などを行いました。
佐藤
受注からネットワーク切り替えまでが約2ヵ月というかなりシビアなスケジュールでしたが、プロジェクトメンバーの協力で無事にスケジュール通り納品することができました。リニューアルしたネットワークは利便性が高く、またTCO(Total Cost of Ownership)の大幅な削減につながったと高い評価をいただいています。
プロジェクトストーリー#02|エイチ・シー・ネットワークス
プロジェクト発足から、
納品までの経緯を教えてください。
プロジェクトストーリー#02|エイチ・シー・ネットワークス
平井
駿河台大学様とのファーストコンタクトは2018年3月でした。ある大学の導入事例活用を紹介させていただくアポイントで初めて訪問させていただき、そこで既設のネットワーク環境に関する課題感をお伺いしました。その後から課題解決に向けた提案を開始し、3ヵ月後の同年6月には正式に案件引き合いをいただき、佐藤さんと本格的な提案活動を開始しました。
佐藤
当時、駿河台大学様には教員・学生系、事務系など大きく3系統のネットワークが稼働していましたが、それぞれが独立していたために無駄が多く、また使い勝手も良くない状態でした。特に無線環境はSSIDがフロアごとに異なり、移動するたびに接続し直さなくてはならないという不便性がありました。そのためネットワーク認証のトラブルが多く、情報システム課の負担が増えていることも大きな課題でした。そこで、老朽化した機器の交換はもちろん有線ネットワークの物理的な機器統合、無線LANの集中管理、屋外用の無線LAN構築、セキュリティの向上、SINET用専用線の切り替え、災害対策、運用負荷の軽減を実現する運用サービスのアウトソーシング、多岐にわたる内容を盛り込んだ提案となりました。
平井
そうしたお客様に寄り添った提案内容が評価され、2019年4月には、第一弾のSINET回線サービスの受注が叶い、5月には本丸のネットワークシステムの一括受注にたどり着きました。
深見
その後、SSL可視化などのご要望もあり、詳細な設計が完了したのが2019年6月。夏休み中にネットワークの移行を行いたいというご要望があったため、非常に短期間での構築となりました。
プロジェクトストーリー#02|エイチ・シー・ネットワークス
本プロジェクトで
最も苦労したのはどんなところでしょう?
プロジェクトストーリー#02|エイチ・シー・ネットワークス
佐藤
受注から納品まで2ヵ月という短納期、プロジェクトメンバーの役割分担や機器納期の短縮調整など、全体のスケジュール管理はとても大変でした。また、大学の規模に合わせたネットワーク機器構成には、HCNETとして初のソリューションや技術が含まれていたため、お客様環境に合わせた社内検証にも多くの時間を割きました。
深見
私が一番苦労したのはSSL可視化ですね。SSL暗号化通信の暗号化トラフィックを確認できるSSL可視化はセキュリティを高める有効な手段ですが、それを実現するには連携先であるファイアウォールの論理構成や不要な通信まで可視化してしまわないかなど各種技術に精通する必要があります。他の複数のプロジェクトを動かしながら、新たな技術に挑むのは楽しくもあり、苦しくもある体験でした。さらに新たな試みの一つとして、今回のプロジェクトでは、エッジスイッチをネットワークに接続するだけで、必要な設定やポリシーを自動的に読み込んでセットアップするゼロタッチ・プロビジョニングを採用しました。これは苦労というより、プロジェクトごとに何か新しいことにチャレンジするという私のこだわりでもあるとともに現地作業の効率化を図ることができました。
平井
私は、冒頭に述べた通り、お客様に信頼いただく関係作りに力を注ぎました。クイックレスポンスは当然のこととして、お客様に寄り添い、課題を自分事として考えるよう心がけました。苦労とは少し違いますが、印象深いのは既存ネットワークの現状を把握するための現地調査です。
佐藤
学内機器の設置状況の確認のため、7月の暑い日に地下にも潜って汗だくになりましたね。
平井
そうでした。もちろんこれだけではありませんが、最適な提案のために手を尽くすというHCNETの姿勢はお客様にも確実に伝わり、信頼を得る大きな要因になったのではないかと考えています。計画停電や落雷対応など、小さなトラブルにも見舞われましたが、短期間でこれほどの大規模リニューアルを実現したことでHCNETへの評価は大いに高まったと感じています。今後もこうした成功例をどんどん積み重ねていきたいですね。

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