エイチ・シー・ネットワークス|採用情報

プロジェクトストーリー#01|採用情報|エイチ・シー・ネットワークス

人の命にかかわる現場。
ネットワーク環境を今よりもっと良く
することで、今よりもっと人の役に立つ。

- プロジェクトストーリー01 -
平成医療福祉グループ
システム基盤刷新プロジェクト

プロジェクトストーリー#01|エイチ・シー・ネットワークス
本プロジェクトの概要および
発足の経緯を教えてください。
プロジェクトストーリー#01|エイチ・シー・ネットワークス
大野
平成医療福祉グループ様は主に回復期や慢性期の医療および介護を手がける、医療・福祉グループです。本プロジェクトは、平成医療福祉グループ様が展開されている全国約30カ所以上の病院向けに、各病院の電子カルテの更改時期に合わせ、システム基盤として一台のサーバーコンピュータに仮想化基盤として必要な機能をまとめるハイパーコンバージドインフラ(HCI)のNutanix、ネットワーク環境にHPE Arubaの有線/無線LAN機器を順次導入していく長期にわたる大規模プロジェクトとなりました。現在、グループの約半数以上の病院に導入が進められています。
森本
当時、平成医療福祉グループが活用していたネットワーク基盤でシステムトラブルが多発し、ネットワークの停止時間が年間41時間にも達した病院もあったそうです。ネットワークもつぎはぎだらけで構成図もわからない。何とかならないかとシステム担当者様よりご相談をいただきました。
大野
このプロジェクトは営業起点ではなく、SE起点の案件でしたね。森本さんのこれまでの仕事ぶりに先方の担当者様が信頼を置いていたのでしょう。
森本
私よりもHCNETにですね。こうしたお客さまの転職で新しいビジネスに結びつくケースは他にもあります。
大野
平成医療福祉グループ様の場合、それまで各病院で個別にネットワークを構築しており、安価なサーバーやネットワーク機器が使われることが多く、その結果システムトラブルが多発し、システム事業部に負荷が掛かっていたために改善が急務でした。
プロジェクトストーリー#01|エイチ・シー・ネットワークス
そうした課題に対してどのような
提案を行ったのでしょうか。
プロジェクトストーリー#01|エイチ・シー・ネットワークス
森本
提案以前の問題として、病院ネットワークのあるべき姿とはどのようなものなのか、目指すべきモデルとはどのようなものかを話し合うところからスタートしました。併せてブラックボックス化していたネットワークの調査を実施し、問題点の抽出を行いました。
大野
ちょうど平成医療福祉グループ様が新たな電子カルテシステム「Aloe」を各病院へ展開するタイミングでもあり、既存のネットワーク環境からシステムトラブルを減らすという目的に加え、各病院のシステムの標準化を行うことで導入後の運用性を高めることも踏まえ、システム提案を行うことになりました。
森本
電子カルテシステム「Aloe」は前世代までのシステムに比べ周辺システムが増えており、従来の3ティア構成の仮想化基盤でなく、統合されたHCIが不可欠だと考えました。また順次各病院に展開することを考えるとコスト抑制も大きなポイントです。そこでHCIの中でも比較的安価なNutanixとArubaを組み合わせてネットワークを構成することにしました。
大野
実際には一度の提案ですべてを受注したわけではなく、各病院の電子カルテシステム更新や新たな病院建設のスケジュールに合わせて、各病院の規模や既存のネットワーク環境に合わせた提案をその都度重ねていくという経緯をたどりました。その結果、おかげ様でこのプロジェクトをスタートした以降のネットワーク基盤更改については、弊社にすべて任せていただいております。
プロジェクトストーリー#01|エイチ・シー・ネットワークス
本プロジェクトで
最も苦労したことは?
プロジェクトストーリー#01|エイチ・シー・ネットワークス
森本
スケジュール管理ですね。本プロジェクトは電子カルテ導入に合わせてネットワークインしなくてはならないため、時には非常に短期での構築が必要となりました。また、関係性の良いお客さまでごくまれにありますが、難しいご要望が入ることがあります。こんなこともできませんか、という感じですね。そもそもが厳しいスケジュールなのでひとまずご要望はお伺いし検討を重ねて対応します。メンバーにも苦労を掛けました。
大野
世界的な半導体不足から機器の納期遅延もありましたね。私が営業担当としてプロジェクトに参画したのは2021年の春からで、すでにシステムも標準化されていました。ただ、やはりスケジュールに関してはお客さま、営業、エンジニアとの正確な情報の共有が必要となりますので、密に連携を取り合い、常に最新で正確な情報を共有することを心がけました。また、お客さまからのお問い合わせに対して速やかに状況把握ができるよう、社内のデータベースから各病院のネットワーク機器の導入状況をリスト化し、正確かつ迅速に回答できるように準備しています。
森本
結果的に、新システム導入後はネットワークトラブルが大幅に削減しました。また、各病院のシステム構成が標準化されたことで、システム事業部でトラブル発生時の対応も迅速に行うことができるようになりました。最初に声を掛けていただいた担当者様からは「本当に助かった!」とおっしゃっていただき、苦労のかいがあったと心から感じています。

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