●業界展望
ITインフラの裾野が拡大。
農林水産業や物流分野など
あらゆる産業分野に拡大。

現在、IT業界は大きく成長し続けています。特に近年のITの進化は凄まじいものがあり、ビッグデータやAI、5G、VR/ARといった革新的な技術を次々と登場させました。ビジネスではリモートワークやオンライン会議が当たり前となり、家庭でもeコマースや各種サブスクリプションサービスの活用が定着しつつあります。

こうしたITによる社会変革を支えているのが高品質・高信頼のネットワークインフラです。あらゆるコンテンツをデジタル化し、いつでも、どこからでも必要な情報にアクセスできるようにする。単に業務プロセスをデジタル化・IT化するのではなく、データおよびデジタル技術を活用することで、ビジネスモデルや企業文化を根本から変革していく。ネットワークインフラに支えられたITソリューションはこれまでデジタル化が進んでいなかった分野にも広がり、ビジネスの在り方や社会の常識を変えていくでしょう。例えば農林水産業では作物や養殖魚の生育状況をデータで管理し、農薬散布をドローンで自動化するなどの試みが始まっています。物流業界も自動運転技術の進化とともにその姿を変えていくと予想されます。

●企業特色
中堅SIerでありながら元請けが8割以上。
「共創」の姿勢で信頼を獲得。

エイチ・シー・ネットワークス株式会社（以下、HCNET）は、2016年に日立グループから独立したネットワークインテグレーション会社です。日立グループの一員として培ってきた技術力とノウハウを継承し、提案からネットワークの構築、保守サービスまで、トータルなITインフラソリューションを提供しています。単にネットワークインフラを提供するだけでなく、ネットワーク上で運用されるアプリケーションの提供や外部からの侵入を防ぐセキュリティソリューション、近年ではサーバー仮想化など最新のテクノロジーにも取り組んでいます。いわばITインフラを総合的に提供する「統合ITインフラベンダー」、それが私たちの姿です。

従業員数は350名程度と企業規模は中堅ですが、HCNETには他の企業グループ系SIerとは大きく異なる特徴があります。ひとつは社員のほとんどがネットワークSEであること。そしてその高い技術力と提案力が高く評価され受注案件の約8割以上が元請けであること。そのためHCNETのSEは、直接お客さまの要望をうかがい、要件定義やシステム設計といった上位レイヤーから業務を担当します。

こうした事業特色からHCNETでは「共創」を重視しています。言われたままにシステムを構築するのではなく、お客さまの要望に応えつつ、市場動向を見据えた提案を行い、一緒に未来を切り拓いていく。そうした企業姿勢が信頼され、企業、病院、教育現場、行政などの他分野で、日立時代を含めると20～30年という長期にわたって取引が続いているお客さまが多いことも特色です。

●ビジョンと求める人材像
未来を拓こうとする「好奇心」こそが、
IT人材に求められる資質。

HCNETが重視する「共創」には周辺知識が必要です。高度なIT知識だけでなく、業界や業務を熟知し、お客さまと共に新しいビジネスを切り開くことが求められるからです。言い古された言葉ですが「相手の立場で考える」「お客さまの課題を自分自身の課題として捉える」人材こそが、これからのIT業界にはまさに必要です。

そうした観点から、HCNETが人材に求める資質は「好奇心」と「チャレンジスピリッツ」です。ITインフラに特化していることから、HCNETは技術オリエンテッドな会社と思われがちです。確かにそのような側面もありますが、技術や知識は入社して学べばいいものです。HCNETには外部企業と協力して作成した独自の研修プログラムが用意されており、入社後の3カ月でITの基礎をじっくり学ぶことができます。また配属後もそれぞれの業務に応じた教育プログラムが用意され、年次・職掌に応じた階層別研修や自己申告で外部研修に参加するなど、人を育てる制度と環境が整っています。

これからの人材にはその人自身の中にも多様性が求められます。あらゆる分野にITインフラが求められている今、それぞれの分野に関心を抱き、お客さまと対話し、共創していく多様性を持った人材が必要です。実際、近年採用した社員には、キャリア採用では旅行業界など異業種からの転職者、また新卒採用では哲学を専攻していた者など、多種多様な"好奇心"を内に秘めた社員が多くいます。その好奇心こそがチャレンジスピリッツに繋がり、新たな可能性を拓くのです。ITの可能性は無限ですが、その可能性を拓くにはチャレンジが不可欠です。だからこそ、IT業界をめざそうとする皆さんにはこの言葉を贈ります。

「迷ったら、跳べ」。

ITの可能性を信じ、好奇心を持ってチャレンジし、世の中を豊かにしていく。そのことを通じて自分自身の人生もまた豊かにしていかれることを願ってやみません。