QuOLA@Adapter+
(クオラ アダプター プラス)

マルチOS対応検疫アプライアンス

持ち込みデバイスを見逃さない
見えない端末を可視化する検疫アプライアンス

検疫ネットワーク構成アプライアンス QuOLA@Adapter+|ネットワークのトータルソリューション:エイチ・シー・ネットワークス株式会社

"マルウエア対策の検疫ネットワークに本当に必要な機能"を実装

昨今、標的型攻撃でマルウエアを仕掛けられ機密情報が抜き取られるインシデントや、ランサムウエアによってハードディスクに保存してあるデータにアクセスできなくなる被害が発生しています。これらのインシデントや被害は、Windows Updateの適切な実施や、アンチウイルス ソフトウエアのパターンファイルが最新になっていることで、防げる可能性が非常に高いものです。
しかし、脆弱性対策を日々運用するには、相当な工数が必要です。
QuOLA@Adapter+は管理者に代わり、Windowsのパッチやアンチウイルスソフトのパターンファイル最新性などを高速でチェックし、端末の安全な接続環境を実現する検疫アプライアンス製品です。企業ネットワークのセキュリティ統制やさまざまな端末が存在する学校ネットワークの強靭化としても有効です。

QuOLA@Adapter+で課題解決できるソリューション一覧

製品の特徴

01 クライアント常駐プログラムで、企業ネットワークに柔軟に対応

クライアント常駐プログラムにより、Windows PCのセキュリティ状態をチェックし、ポリシーに合致しないPCがアクセスできるネットワークを制御。利用者をウイルス対策ソフトのパッチ配信サーバーやWSUSなどへ誘導し、PCの健全性が有効になった状態で内部ネットワークへの接続を許可します。

02 持ち込み端末にも適用可!事前インストール不要
エージェント非常駐型で高速検疫!

Windowsおよびその他OS向けには非常駐型プログラムも提供。非常駐プログラムと無線LANなどの認証ネットワークと連係し各種OSのセキュリティチェックとアクセス制御を実現します。
また、検疫処理がストレスとならないよう、多数の端末が同時に検疫を実施した場合でも、高速で検疫が完了できるように設計されています。
(検疫処理時間は1台20秒前後。500台同時でも1台25秒程度で検疫完了!)

03 専門エンジニアによる「セキュリティ情報配信サービス」で運用作業不要!

日々配信される、OSやアプリケーションのセキュリティパッチ情報、アンチウイルス ソフトウエアのパターン情報など、情報を収集し定義するのは大変な作業です。
専門エンジニアによる「セキュリティ情報配信サービス」が管理者の作業を代行。動作検証を行ったうえで配信するため、単に最新の情報を取得するだけでなく、不具合パッチの配信防止や公開先の急な変更にも対応します。

04 検疫レベルに合わせた運用で、容易に利用開始!

既存ネットワークに導入する際、初めから検疫に失敗した端末を遮断せず、既存環境の情報収集から始めることが可能です。検疫の強度や範囲を決めるのに役立ち、段階的に利用を開始することができます。シミュレーションモードでは、ログ取得と現状把握を行い、既存環境のセキュリティレベルを可視化します。ネットワーク単位、検疫ポリシー単位で設定を選択する、柔軟な運用を行います。

  • わかりやすく使いやすい日本語GUIで、運用もより効率的に!
  • 管理も運用もアプライアンス製品またはバーチャルアプライアンス製品のいずれか1台で素早く導入!
    検疫ネットワークに必要な機能がひとつに
  • 学校ネットワークのセキュリティ対策として!
  • 国産ならではの高い品質と手厚いサポート!
    企業、文教、病院、研究所、自治体、官公庁などの実績多数、長期安定稼動

各種画面イメージ

クライアント常駐プログラム

Windows端末検疫の流れ(例)
※常駐プログラムは端末への事前インストールが必要です。

  • トップページ

    ①PCを起動

  • CVE一覧画面

    ②検疫プログラムの自動実行

  • CVE詳細画面

    ③チェックOKなら、すべてのネットワークに接続可能
    NGの場合、管理者が指定したネットワークのみアクセス可

Windows端末検疫の流れ(ブラウザダウンロードの例)

Windows端末検疫の流れ(例)
※常駐プログラムは端末への事前インストールが必要です。

  • トップページ

    ①PCでブラウザの起動
    認証スイッチによりQuOLAの
    ダウンロードページにリダイレクト

  • CVE一覧画面

    ②検疫プログラムの実行

  • CVE詳細画面

    ③ID/パスワードの入力
    認証スイッチのWeb認証と連携

  • CVE詳細画面

    ④認証OKならネットワーク利用開始

ユーザー教育、啓発

  • 具体的にどの検疫ポリシーでNGになったかをユーザー通知
  • 未適用のパッチ番号を具体的に表示
  • 適用パッチ猶予期間の残り日数も表示 例:「○月○日までに適用してください」

NGガイドで、対策(治癒)方法を説明

  • NGガイド内容は自由にカスタマイズ可能(ハイパーリンク可)
  • NG内容自動判別で、NGになった検疫ポリシーのガイドを表示
  • Windowsパッチ更新機能で、ワンクリックでWSUS、Microsoft Updateサイトへ誘導

検疫NG時の動作

  • NGガイドで、対策(治癒)方法を説明

    • ネットワーク単位に検疫ポリシーを割り当て
    • 資産台帳に登録ある端末は、端末ごとに検疫ポリシー割り当て可能
    • グループ単位でシミュレーションモード使用可能
    • 検疫ポリシー単位でのシミュレーションモード使用
  • 検疫ポリシー

スマートデバイス(Android/iOS)検疫

スマートフォン、タブレット端末のセキュリティチェックを実施

  • 必須・禁止アプリのインストールチェック(Android)
  • ウイルス対策アプリのインストールチェック(Android)
  • OSパッチ番号状態チェック(iOS)
  • 資産台帳の登録チェック(Android)

Android検疫の流れ

Android検疫の流れ

活用できる検疫ログ(Android/iOS)検疫

QuOLA@Adapter+のログは、クライアント端末のセキュリティ状態を可視化します。

  • 検疫結果、OS名、NG理由、IPアドレス、MACアドレス、コンピュータ名を確認可能
  • スマートデバイスのアクセスログの表示

LOG@Adapter+と連係させることで、アクション(メール送信やコマンド)を実行できます。

  • 利用例 1:一定時間内に検疫NG回数が閾値を超えた場合に管理者へメール
  • 利用例 2:検疫OKログの回数でおおよそのネットワーク利用率を把握する
活用できる検疫ログ

製品の仕様

端末チェック内容

項目 Windows Mac OS X Linux iOS Android
OSバージョン
ウイルス対策ソフト
Windows、Mac OS
...Trendmicro/Symantec/McAfee/Trellix/F-Secure
/ESET/任意のウイルス対策ソフト
Bitdefender/Symantec
Android...任意のウイルス対策ソフト
インストールチェック
パターン番号チェック(30世代)
プロセス起動チェック
資産台帳
Firewall
禁止ソフト・アプリ
必須ソフト・アプリ
ドメイン
Windows セキュリティ
※ウイルス対策・Firewallが対象
セキュリティパッチ(要サービス契約)
Officeセキュリティパッチ(要サービス契約)
Adobe Acrobat Reader DC(要サービス契約)
Java(要サービス契約)

システム環境

項目 内容
認証スイッチ APRESIAシリーズ、Access Defender機能
AXシリーズ、Web認証機能
Aruba Mobility Controllerシリーズ、Web認証機能
Fujitsu Network IPCOM EX2シリーズ、認証・検疫ゲートウェイ機能
Cisco WLC、Catalyst 9800
* MAC認証、IEEE802.1Xは非対応
認証サーバー(RADIUSサーバー) Account@Adapter+ V7
Windows Server認証サービス (Active Directory連係など)
その他商用RADIUSサーバー
クライアント常駐プログラム Windows 10
Windows 11
※日本語版、英語版の両方対応
クライアント非常駐プログラム Windows 10
Windows 11
Mac OS X
Linux
Android
iOS/iPadOS
* Windows、Macは、日本語版、英語版の両方対応
Webブラウザ Microsoft Edge (Windows 10、11)
Safari (Mac OS X)
Google Chrome
対応アンチウイルスソフトベンダ TrendMicro
Symantec
McAfee
Trellix
F-Secure
ESET

バーチャルアプライアンス版動作環境

動作確認済み仮想環境 VMware ESXi 7.0 Update 1
VMware ESXi 8.0
Nutanix, Inc.提供のAHV+Prism Central 環境
ハードウエアバージョン バージョン17
仮想CPU数 仮想CPU を4個割り当て可能なこと
仮想メモリサイズ 16GB
仮想ハードディスク容量 300GB

ハードウエア詳細仕様

名称 内容
機種 ADH7800 シリーズ
型名 ADH7800S0
CPU Intel系CPU
メモリ 16GB
記憶装置 480GB SSD×2(RAID1 構成)
USB メモリ(バックアップ用付属品)
インターフェース LAN ポート(Gigabit)×2
LAN1:データ通信用
 AutoMDI/MDI-X:有効
 通信速度:10/100/1000Mbps
 通信モード:全二重/半二重
 オートネゴシエーション:有効(固定)
 ポートシャットダウン:不可

LAN2:シングル構成 保守作業用
 冗長構成 データ通信用
 AutoMDI/MDI-X:有効
 通信速度:10/100/1000Mbps
 通信モード:全二重/半二重
 オートネゴシエーション:有効(固定)
 ポートシャットダウン:不可
USB 3.1×4
USB 2.0×2
IPMI 端子×1(弊社保守対応時のみ使用する端子)
RS-232C(D-sub 9pin、UPS 接続用)
ディスプレイ(コンソール操作、および保守用)
環境条件 動作時 温度 10~35℃、湿度 10~90% (ただし、結露しないこと)
保管時 温度 0~50℃、湿度 10~90% (ただし、結露しないこと)
外形寸法(W x D x H) 439.2mm×367.5mm×43.8mm(突起物含まず)
質量 約 6.6kg (付属物含まず)
AC インレット形状 IEC60320-C14
付属品 電源コード(プラグ側:NEMA 5-15P、コネクタ側:IEC60320-C13) 3m
入力電源定格 AC100V-240V (50/60Hz)
最大入力電流 1.35A
最大消費電力 135W (141VA)
省エネ法に基づく
エネルギー消費効率
EMI 規格 VCCI Class A
MTBF 43,793h
発熱量 116.1[kcal/h]
460.35[BTU/h]
騒音レベル
(ファン回転数最大時)
約 62dB(ファン制御機能有り)

更新情報

本製品でよくある質問

QQuOLA@Adapter+の特徴を教えてください
AWindows、Mac OS、Linux、Android、iOS/iPadOSに対応した検疫専用アプライアンスです。
以下の2つの方法で検疫を行うことができます。
・ネットワークに接続するごとに端末で検疫プログラムを実行して健全性チェックを実施、その後認証スイッチやアクセスポイントなどネットワーク認証装置でWeb認証を行い、健全性チェックと認証の二段階で検疫NG端末のネットワークへの接続を防止します。
・Windows端末に常駐プログラムをインストールし、検疫を行うネットワークセグメントに接続したことを検知して自動的に健全性チェックを実施、健全性チェックがNGとなった場合にはあらかじめ設定した決められたIPアドレスやポート番号のみに通信先を限定して検疫NG端末のネットワークへの接続を防止します。
Q製品のラインアップにはどのようなものがありますか
A100、500、1000、2000、3000、4000、5000、10000、20000ライセンスがあります。ライセンス数は1日当たりの検疫実施端末数です。
製品の提供形態は、アプライアンス版(ハードウェア)と仮想アプライアンス版(VMware ESXi対応版、Nutanix AHV対応版)の二種類となります。
アプライアンス版のハードウェアは、ライセンス数によらず同一ハードウェアとなるため、ライセンスキーを入れ替えるのみで、小規模から大規模まで対応可能です。
なお、アプライアンス版は冗長構成を組むことができますが、仮想アプライアンス版はシングル構成のみとなります(VMwareのHA機能で代替いただく想定)。
Qハードウエア保守サービスはありますか
Aはい。先出しセンドバック、平日9-17時オンサイト、24時間365日オンサイトがあります。
Qライセンスを増やす場合は、買い直しになりますか
Aいいえ、上位ライセンスをご購入後に発行されるライセンスキーをQuOLA@Adapter+の管理画面で上書き登録するだけで、ライセンス数アップが可能です。
また、アプライアンス版をご利用の場合にライセンスアップに伴うハードウェアの買い直しも不要です。
Qオプションライセンスにはどのようなものがありますか
A以下のオプションがあります。
 ・セキュリティ情報配信サービス
上記ライセンスをご購入いただくと、Windows(日本語版・英語版)ならびにMacOSの新たなセキュリティパッチが配信された場合、弊社が公開しているパッチ情報リストを受信することが可能となります(OSのセキュリティパッチを検疫する場合はご購入ください)。
※パッチファイル自体は各社から配信されたデータを適用いただく必要があります
Qライセンス数を超過した端末数が検疫を実行するとどうなりますか
Aサービスが停止することはありませんが、管理画面に警告メッセージが表示されますので、ご購入元にライセンス追加についてご相談ください。
Qライセンスの有効期限が切れてしまうとどうなりますか
A管理画面のログイン画面に警告が表示されますので、ご購入元にライセンス更新の連絡をしてください。
なお即時使用停止となることはありませんが、一定日数経過後に情報配信データを受信できなくなります。
QQuOLA@Adapter+で検疫可能な対象OSを教えてください
AQuOLA@Adapter+の検疫対象となるOSは以下の通りです。
 ・Windows 10/11 (21H1~)
 ・macOS (10.12~)
 ・Linux (CentOS 7/Ubuntu)
 ・Android (8~)
 ・iOS/iPadOS (14~)
詳細のバージョンについては、お問い合わせください。
Q連係している認証機器を教えてください
AWeb認証に対応した認証スイッチおよび無線コントローラと連係可能です。
標準でApresia/Apresia NP、AlaxalA、Aruba無線コントローラーとの連係が可能です。
Q必ず認証機器との連係が必要になりますか
A常駐プログラムを使用する場合、ならびに検疫結果に応じてネットワーク接続を制限する場合は連係が必要となります。
各端末で検疫チェックのみを行い、ネットワークへの接続制限は行わない使い方であれば連係は不要です。

エイチ・シー・ネットワークスの特徴

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